人とペットのボーダーレスな社会へ
~真の共生を目指して~
Rakutie(ラクティ)とは、「楽に・楽しく」を合言葉に、北欧諸国のような当たり前に人とペットが共生する社会環境の構築を目指すコミュニティーチームです。
ラクティの夢
僕たちがしたいことは、
人と犬とのボーダーレス社会の実現
人と犬とが仲良く楽しく共存できる社会を実現したい。
モデルはヨーロッパのような犬文化。
犬と一緒に食事に行ったり、ショッピングを楽しんだり、電車やバスに一緒に乗って移動したり。
犬も人間の子供と同じくらいの市民権を獲得することです。
人間の子供と同じということは、当然殺処分なんて制度もなくなり、犬を飼うということは最後まで面倒を見る、という責任も重くなってきます。
そうなってくると安易に困ったから手放す、なんてことはできなくなるので、ますます教育が必要になってくるし、その覚悟がない人は簡単に犬を飼えなくなります。
しっかりと責任が果たせる人、教育をするという意識の人が増えると、犬を取り巻く問題も減ってきます。
例えば排せつ物を拾わないとか、禁止されている公園でオフリードにして遊ばせるとかの迷惑行為も減る。
そうしてマナーのいい人&犬が増えると、おのずとマナーの悪い人は居心地が悪くなってくる。
昔は街中でも、レストランでも、新幹線の中でも、どこでもタバコが吸えていましたが、今では家の中ですら吸いにくい社会になってきました。
少しずつそのような教育が広がった結果です。
ひと昔前(僕が子供の頃なんで30年ほど前)は、犬を放し飼いにしていることがさほど珍しくない世の中でした。
それがいつの間にかリードを着けて散歩することが当たり前になり、室内で飼育することが当たり前になりました。
徐々に変わってきています。
次は犬に教育をすることが当たり前の時代を作っていきたい。
そのためには犬を飼う人の教育をしていかなければならない。
そしてマナーを守っている人と犬が気持ちよく幸せに暮らせるような社会を作っていきたいと思っています。
ただ現状、犬の教育に興味・関心を持っている人は圧倒的少数派と言わざるを得ません。
せっかく「頑張ってしつけする!」と奮起したとしても、周りから
「なんで教室なんかに通うの?」
「今のままで十分じゃない?」
なんて言われ、いつの間にか圧倒的多数派の意見に流されてしまう。
そしてモヤモヤしたまま、自分の気持ちに嘘をついたまま犬と暮らすことを選択してしまう。
こんな人をたくさん見てきました。
僕はその人たちを責めることはしたくない。
みんなが教育をしなけらばならないという意識になるような社会の流れを、僕たち動物に携わる仕事をしている人がやらないとダメなんだと思う。
法が変わるのを待つより、僕たちが法を変えに動かないと。
日本は民主主義国家です。
「みんなのことはみんなで話し合って決める」国です。
専制主義や君主主義のような、支配者がすべての権利を有する国ではない。
だからまずは犬が暮らす社会環境を変えるための第一歩は、僕たちの主張を聞いてもらう、話し合いができる土俵にもっていかないといけない。
そしてそのうえで、人々に教育の必要性を感じてもらう取り組みの一つとして、4月4日(日)のイベントを開催するのです。
愛犬と一緒にコンサートを聞くには
・吠えてはいけない
・人や犬に飛びついてはいけない
そのためには普段からおとなしく待つ練習をしなくてはならない
・会場は美しく使わなけらばならない。
そのためには排せつの管理ができていなければならない。
=教育が必要
教育をするためには時間と手間をかけなければならない。
それだけ時間と手間をかけて育てれば愛情も生まれ、安易に手放したりすることもなくなる。
そしてそのような人が増えると、マナーの良い散歩になり商店街や公園も美しい状態になる。
犬も出かけられるところが増え、犬連れで遊びにくることにより、人+犬の組み合わせがさらに地域にお金を生み出すかも?
そうなると地域の商店もハッピー!
さらに教育に対する意識を高めるために、学校教育などの現場での事例を参考に、トイレの問題から解決する。
荒れた学校や企業を立て直すために一番最初に取り組む内容の有名な事例がトイレの改修。
トイレが綺麗になるとその組織の意識は高まる。
だからまず、犬用のトイレを設置して、教育を広げたいという取り組みに対する思いを示したい。
実際街中を歩いていて人間の公衆トイレはあるのに、犬用のトイレがないのは不便でならない。
我慢しろというのはちょっと無理で、じゃあ商店街のアーケードの柱とかでしてもいいのか?
というとそれも違う。
誰が悪いってわけじゃない。
問題はシステムがないこと。
それがあれば、犬のトイレはどこでもさせていいわけじゃない。
「ちゃんと決められた場所でしかさせちゃダメなんだ」
って、タバコは決められた喫煙場所でしか吸っちゃダメだっていうのが常識になったのと同じように自然になじませていって、教育を広げたい。
しかし、トイレを作るっていうのはいきなりハードルが高いから、まずは排せつ物を捨てる専用のごみ箱「エチケットポスト」を街に設置することを一つの目標にしています。
これなら海外でも、京都の西京極運動公園でも実際に実用実績がある。
まずはここから。
そしてその設置をしたい場所は、犬を飼っている姫路市民の散歩の聖地、姫路城の周りのシロトピア公園。
ここに設置したい。
そしてそのシステムがうまくいって、排せつ物問題がうまく解決に向かえば次は芝生のエリアで勝手にルール違反をしてノーリードで遊ばせている人をなくしたい。
ルール違反ではなくそこに自由に使えるドッグランを設置し、ルールを守った状態で楽しく遊べる環境を整えてあげたい。
ノーリードにしている人たちだって、本当はルールを破りたいわけじゃなくて、でも犬は本来走り回る生き物だから自由に走らせてあげたいって気持ちはとてもよくわかる。
だからそこの問題にもシステムを作ってあげたいんです。
街中でおとなしくマナーよく待てる犬を増やし、買い物や飲食店に一緒に入れるような文化を作り、トイレのマナーが守れる犬が当たり前になるような文化を作り、そんな犬が困らないようにトイレを作って管理し、犬のストレスを発散させられるドッグランのような場所を作ってやること、そうすることで人も犬もみんなが気持ちよく生きられる社会を作りたい。
そして、この姫路の街でそのようなモデルを作れたら、それを兵庫・近畿・全国へと広げていきたい。
それがラクティの思い描く夢です。